基本プロフィール
フルネーム | アリシア・スピネット(ミドルネーム不明) |
生年月日 | 1977年9月1日~1978年8月31日の間 |
所属寮 | グリフィンドール |
杖 | 不明 |
出自 | 純血もしくは半純血、アフリカ系 |
性格
アリシア・スピネットの登場シーンは多いとは言えない。彼女が登場するのはクィディッチ関係かダンブルドア軍団での描写のみである。それでもアリシアの人柄が分かるエピソードはしっかりと描写されている。
正義感
原作の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でマルフォイがハーマイオニーを「穢れた血」と呼んだ場面で、アリシアは真っ先に抗議の声を上げた人物の一人である。映画では省略されているが、原作では次のように描写されている。
「誰もおまえの意見なんか求めてない。生まれ損ないの『穢れた血』め」 マルフォイが吐き捨てるように言い返した。(中略)
アリシアは「よくもそんなことを!」と金切り声をあげた。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第7章:穢れた血と幽かな声
冷静さ
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のクィディッチの試合でブラッジャーが暴走したエピソードがある。その時タイムアウトを取ったグリフィンドール・チーム内で、アリシアは冷静に状況を判断し、どのような行動を取るべきかチームに提案している。(無茶が多いクィディッチ選手の中では、比較的保守的ともいえるかもしれない。)
「君たち二人が、ずっと僕の周りを飛び回っていたんじゃ、向こうから、僕の袖の中にでも飛び込んでくれないかぎり、スニッチを捕まえるのは無理だよ。だから、二人とも他の選手のところに戻ってくれ。あの狂ったブラッジャーは僕に任せてくれ」
「バカ言うな」フレッドが言った。
「頭を吹っ飛ばされるぞ」 ウッドはハリーとウィーズリー兄弟とを交互に見た。
「オリバー、そんなの正気の沙汰じゃないわ」アリシア・スピネットが怒った。
「ハリー一人にあれを任せるなんてだめよ。調査を依頼しましょうよ――」
「いま中止したら、没収試合になる!」ハリーが叫んだ。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第10章:狂ったブラッジャー
主な活躍
クィディッチのチェイサー
アリシアは優れたクィディッチ選手の一人であると言える。アンジェリーナ・ジョンソン、フレッド&ジョージウィーズリーと並び、ホグワーツの3年時からレギュラーを獲得し、卒業まで現役選手として活躍した。
ダンブルドア軍団
アリシアはダンブルドア軍団の初期メンバーの一人である。継続的に練習に参加し、決闘や防衛術の技術を磨いた。一方、初回の練習では散々な目にあった様子が描かれている。
テリー・ブートの杖がヒュッとハリーの耳元を掠めて、アリシア・スピネットの鼻に思いっ切りぶつかった。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第18章:ダンブルドア軍団
ホグワーツの戦い
アリシアは「ハリー・ポッターと死の秘宝」で起こったホグワーツの戦いに参加した魔法使いの一人である。当時はすでに既卒であったが、戦いが始まる前に集結し、陣営の戦力に加わった。
残念ながら彼女の具体的な戦績は描かれていないが、無事に戦いを生き残っている。
交友関係
クィディッチ関係
アリシアの交友関係はクィディッチとの繋がりが多い。特に同級生のアンジェリーナ・ジョンソンとは親しいようで、クィディッチ以外の時間も彼女と過ごしている様子が描かれている。同学年・同性・クィディッチ選手という多くの共通点を考えれば、中が良いのも納得である。
能力・特技
クィディッチ選手としての実力
アリシアの特技とえいばクィディッチのチェイサーとしての実力である。3年時からレギュラーに選出されており、卒業までプレーをしていることから、常にグリフィンドール生の中ではトップレベルの実力を誇っていたことが分かる。
原作の『ハリー・ポッターと賢者の石』では、2年時から代表選手に挑戦し、3年時からレギュラーの座を獲得したと思われる描写がある。
「ジョンソン選手、突っ走っております。アリシア・スピネットにきれいなパス。オリバー・ウッドはよい選手を見つけたものです。去年はまだ補欠でした――」
『ハリー・ポッターと賢者の石』第11章:クィディッチ