全寮制のホグワーツでは育ち盛りの魔法使いのため、毎日様々な食事が用意される。
この記事では魔法の世界を彩るホグワーツの食事について解説する。
ホグワーツの食事は誰が作ってる?
ホグワーツの食事は、すべて屋敷しもべ妖精が作っている。
ホグワーツには巨大な厨房があり、そこでは100人以上の屋敷しもべ妖精が働いている。
妖精達は生徒と教員のためにそこで毎日膨大な量の料理を作っているのである。
かなり大変なように思えるが、屋敷しもべ妖精の料理の腕前は最高である。
また多くは魔法を使って効率よく作られているため、マグルが考えるような負担は少ない。
ホグワーツの食事は1食いくら?
ホグワーツの食事は無料である。
生徒は食費を気にすることなく、お腹いっぱい食べる事ができる。
ハリーはダーズリー家では心ゆくまで食べることができなかったため、
ホグワーツの食事に感激していた様子が描かれている。
ダーズリー家では飢え死にこそしなかったが、一度もお腹いっぱい食べさせてはもらえなかった。ハリーが食べたいものは、たとえ食べすぎて気持が悪くなっても、みんなダドリーが取り上げてしまった。ハリーは、ハッカ入りキャンディ以外は全部少しずつ皿に取って食べはじめた。どれもこれもおいしかった。
『ハリーポッターと賢者の石』第7章:組分け帽子(ハリーがホグワーツで食事をする場面)
代表的な料理
ホグワーツの食事はイギリス料理を始めとする洋食が一般的である。以下は『ハリーポッター』シリーズで登場した料理の抜粋である。
- ローストビーフ
- ローストチキン
- ステーキ・キドニーパイ
- ポークチョップ
- ラムチョップ
- ソーセージ
- ヨークシャープディング
- 糖蜜パイ
- トライフル
- オレンジジュース
- かぼちゃジュース
上記の通り、基本的に現実世界でも食べられる料理ばかりである。ただし、「かぼちゃジュース」はハリポタ世界のオリジナル飲料である。
イギリス料理といえば「まずい」という認識を持っている方が多いようだが、ハリポタの世界の料理は少なくとも魔法使いの口には合っているようである。
また「ウナギのゼリー」や「スターゲイジー・パイ」のような料理は登場していない。
季節ごとのイベントで出される料理
ホグワーツでは季節ごとにイベントが催され、その度に提供される料理も変化する。基本的に特別な料理が出されるのは「ハロウィーン」「クリスマス」など、マグルと同じようなイベントの時期である。とはいっても、普段の食事もバリエーション豊富なため、「七面鳥」や「クリスマス・ケーキ」が追加される程度である。
『ハリーポッターと炎のゴブレット』で海外からダームストラングの生徒とボーバトンの生徒が訪れてた際は、フランス料理の「ブイヤベース」が用意されていた。
厨房の屋敷しもべ妖精が、今夜は無制限の大盤振舞いにしたらしい。目の前に、ハリーがこれまで見たことがないほどのいろいろな料理が並び、はっきり外国料理とわかるものもいくつかあった。
「あれ、何だい?」ロンが指差したのは、大きなステーキ・キドニー・パイの横にある、貝類のシチューのようなものだった。
「ブイヤベース」ハーマイオニーが答えた。
『ハリーポッターと炎のゴブレット』第16章:炎のゴブレット