ホグワーツの教室 一覧&解説

ホグワーツ/魔法学校
VladislavPantic
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ホグワーツには様々な授業があり、それに応じた教室も存在する。
生徒達は授業を受ける際はその教室に赴くことになる。
つまり授業ごとに教室を行き来することになり、ホグワーツ城内を一日中移動することになる。
原作では「教室の場所を覚えるまでは大変」「迷子になる」といった様子が描かれている。

この記事ではホグワーツにある教室を解説していく。
一部、教室としては用いられない施設もあわせて解説する。

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受業で用いられる教室

変身術の教室

ホグワーツ城の天文学塔の1階に位置する教室。
教室には変身術で用いる動物や機材が置かれている。

闇の魔術に対する防衛術の教室

天文学塔の3階に位置する教室。
呪文を練習できる広い空間と高い天井、闇の魔法に対処する様々な
機材が用意されている。天井にはドラゴンの骨格標本が吊るされている。

メゾネットスタイルとなっており、教室奥の階段には教員用の事務室がある。
映画版の「秘密の部屋」でロックハートがニコニコしながら降りてきたあの階段である。

魔法薬学の教室

ホグワーツの北側の塔の1階と地下に位置する教室。
魔法薬に必要な材料、大鍋、標本などが陳列されている。
教室の後方には事務室があり、教員の事務机や魔法薬の材料が保管されている。

1階部分の教室は半地下のようになっており、窓から光が入り比較的明るいが、
地下の教室は窓もなく薄暗い雰囲気である。

薬草学の教室

薬草学の授業は「温室」で行われる。
温室1号~3号まであり、それぞれの温室が教室として利用される。

温室は湖に面した北塔の1階部分にあり、内部は半地下のようになっている。
ガラスがはめ込まれた天井と外壁からは太陽の光が差し込み、多種多様な植物が育っている。
ホグワーツの教室でも特に広い空間である。

呪文学の教室

呪文学の教室は天文学塔に位置している。
ほとんどの授業で生徒は呪文を練習するため、広い空間が設けられている。

占い学の教室

占い学の教室はホグワーツの北塔の上部に位置している。
教室に入るには室内へと続く梯子を上らなければいけない。

室内は円形で、教室の中心を取り囲むように生徒の席が用意されている。
室内の一部は教員用の事務机が備えられている。

最後の数段を上りきると、小さな踊り場に出た。他の生徒たちも大方そこに集まっていた。踊り場からの出口はどこにもなかった。ロンがハリーを突ついて天井を指差した。そこに丸い撥ね扉があり、真鍮の表札がついている。
「シビル・トレローニー、『占い学』教授」ハリーが読みあげた。
「どうやってあそこに行くのかなぁ?」
その声に答えるかのように、撥ね扉がパッと開き、銀色の梯子がハリーのすぐ足元に下りてきた。みんなしーんとなった。
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』第6章:鉤爪と茶の葉

魔法生物飼育学の教室

魔法生物学の教室は鐘楼塔と呼ばれる塔の1階に位置している。
他の教室とは異なり、屋根付きの簡素な空間に机と椅子が置かれているだけの
シンプルな作りである。

教室の傍には魔法生物を飼育している囲いがあり、実際に魔法生物と触れ合うことができる。

授業で扱う動物によっては「禁じられた森」の近く、もしくは内部で講義が行われ、
ハグリッドのクラスではヒッポグリフやセストラルが紹介された。

天文学の教室

天文学の教室は天文学塔の最上部にある。
円形の教室には中心と取り囲むように座学を行う机がならんでいる。

さらにその上階は天文台へと通じており、望遠鏡を使って星を観察することができる。
天文台は高所にあり、窓もないため冬場は風が冷たく、生徒からは不評のようである。

魔法史の教室

鐘楼塔の2階に位置する教室。
教室にはホグワーツ創設者達のステンドグラスがあり、
陽光が差し込むと非常に美しい作りになっている。

職員用の事務室もあるが、この授業はゴーストが行うため、
その部屋は長らく使われていない様子である。

錬金術の教室

鐘楼塔の地下にひっそりと存在する教室。
教室の前には大鍋が積み重ねられている。

錬金術はごく一部の成績優秀者が一定人数希望した場合にのみ、
開講される特別な授業である。そのため、この教室はめったに使われない。

授業以外で用いられる部屋

大広間

組分けの儀式、全校集会、ハロウィーン・パーティなど、
生徒が一同に集まるイベントが開催される空間で、ホグワーツ城で最も広い。
生徒の食事も基本的にここで食べることが決まりとなっている。

図書館

数万冊の本が保管されている魔法の図書館。
生徒が自由に閲覧できる本から、先生の許可が必要な禁書の棚、
そして誰も閲覧できない本など、多種多様な蔵書を誇る。

生徒が勉強するためにスペースもあり、ハリー達がここで宿題に取り組むことも多い。
ちなみに、飲食は禁止で、見つかると図書館司書にひどく怒られるので注意。

医務室

南棟に位置する医務室。
生徒や先生が横になれるベッドや薬品などが備わっている。

教員室

教員の居住スペースがある一画。
各教員の事務室と寝室が備わっており、教員のプライベート空間と言える。

厨房

ホグワーツの大広間の真下に位置しており、数百人の屋敷しもべ妖精が働いている。
生徒が厨房を訪れることはめったにないが、しもべ妖精達はいつも歓迎してくれる。

監督生用のバスルーム(浴室)

南棟にある入浴施設。
監督生とクィディッチのキャプテン等、限られた生徒しか使えない。

大きな浴槽、様々な入浴剤が出る蛇口、ふかふかのタオルなど
「ここを使うために監督生になる価値がある」と思える程、贅沢な作りになっている。

『ハリーポッターと炎のゴブレット』ではセドリックの手引きでハリーが使用したことがある。
たまに「嘆きのマートル」が男子の浴室を覗きに来る。

「こうしたらいい」セドリックが続けた。
「監督生の風呂場がある。六階の『ボケのボリス』の像の左側、四つ目のドアだ。合言葉は『パイン・フレッシュ、松の香爽やか』だ。
もう行かなきゃ……おやすみを言いたいからね――」
セドリックはハリーにニコッと笑い、急いで階段を下りてチョウのところに戻った。
『ハリーポッターと炎のゴブレット』第23章:クリスマス・ダンスパーティ

必要の部屋

天文学塔の8階に位置する部屋。
「あったりなかったり部屋」とも呼ばれ、ホグワーツの教員・生徒でもこの部屋の存在を知る者は少なく、知っていたとしても本当の機能を認識している者は限られている。

「必要の部屋」が現れるのは、部屋の前を通過する者が「何かを必要としている」時だけである。そのため、タイミングが合わなければ出会うことができない。

「本当に必要なときだけなのです。ときにはありますが、ときにはない部屋でございます。それが現れるときには、いつでも求める人のほしいものが備わっています。ドビーめは、使ったことがございます」
『ハリーポッターと不死鳥の騎士団』第18章:ダンブルドア軍団

地下牢

ホグワーツの地下にある牢獄。

なぜ学校に牢獄があるのかは不思議だが、ホグワーツはそもそも外敵を想定した「城」である。
そのため、敵の拘束を目的に作られた可能性がある。

罰則室

大広間の地下にある部屋で、かつて生徒の罰則が行わた一室。
ここでの罰則は身体的な苦痛を伴うもので、フィルチ曰く「生徒を天井から吊るす」「鞭打ち」などの罰則が行われていたらしい。

現在のホグワーツでは、罰則は「書き取り」や「掃除」などの雑用のため、
この部屋が使われることはなくなった。

「ああ、そうだとも……私に言わせりゃ、しごいて、痛い目を見せるのが一番の薬だよ――昔のような体罰がなくなって、まったく残念だ……手首をくくって天井から数日吊るしたもんだ。いまでも私の事務所に鎖は取ってあるがね……万一必要になった時に備えてピカピカに磨いてあるよ――よし、出かけるとするか。逃げようなんて考えるんじゃないぞ。そんなことしたらもっとひどいことになるからねぇ」
『ハリーポッターと賢者の石』第15章:禁じられた森(フィルチのセリフ)

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