基本プロフィール
フルネーム | シェーマス・フィネガン(ミドルネームは不明) |
生年月日 | 詳細不明(1979年9月2日~1980年9月1日の間) |
所属寮 | グリフィンドール |
杖 | 不明 |
出自 | 半純血(父がマグル、母が魔女) |
性格
明るく朗らか
性格は明るく朗らかで、映画版では屈託のない笑顔が印象的である。「特技」のひとつである「なんでも爆発させる」という点も彼のキャラクター像を反映しているのかもしれない。
頑固な一面
一方で『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』では頑固な一面も描かれている。ヴォルデモート卿の復活の真偽についてハリーとロンと揉め、それが原因でしばらくハリー達と口を利かない、という行動を貫いた。
「いいか?」シェーマスがカンカンになって、ハリーを憎々しげに見た。
「そいつの言うとおりだ。僕はもうそいつと同じ寝室にいたくない。そいつは狂ってる」
「シェーマス、そいつは言いすぎだぜ」ロンが言った。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第11章:組分け帽子の新しい歌
勇気と正義感
一方、やはりグリフィンドール生らしい正義感と勇気を持ち合わせている。
ヴォルデモート卿の復活の件でハリーと仲違いしたものの、ハリーがデスイーターの情報を告発したことをきっかけに、素直に自分の意見が変わり、ハリーの発言を信じる旨を伝えている。
なんと「変身術」の教室に着くや否や、信じられないことに、またまたいいことが起こった。シェーマスが列から一歩進み出てハリーの前に立った。
「君に言いたいことがあって」シェーマスが、ハリーの左の膝あたりをチラッと見ながら、ボソボソ言った。
「僕、君を信じる。それで、あの雑誌を一部、ママに送ったよ」
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第26章:過去と未来
主な活躍
ダンブルドア軍団の主力
シェーマスはダンブルドア軍団の主力メンバーとして、デスイーターの支配下に置かれたホグワーツで反乱活動を続けていた。
シェーマスがいかに激しく抵抗活動を行っていたかは、原作の『ハリー・ポッターと死の秘宝』で以下のように描かれている。かなり修羅場があったことが窺える。
ハリーは、その声を聞くまでシェーマスだとわからなかった。それほど傷だらけで、腫れ上がった顔だった。
『ハリ・ポッターと死の秘宝』第29章:失われた髪飾り
交友関係
ハリー、ロン、ネビル、ディーンとルームメイトであり、度々一緒に行動する様子が描かれている。
特にディーン・トーマスとは無二の親友であり、『ハリー・ポッターと死の秘宝』で行方不明になっていたディーンと再会した際は喜びを爆発させている様子が描かれている。
「伝言を受け取ったわ、ネビル! こんばんは。あたし、三人ともきっとここにいると思ったもン!」
ルーナとディーンだった。シェーマスは吠えるような歓声を上げてディーンに駆け寄り、無二の親友を抱きしめた。
『ハリ・ポッターと死の秘宝』第29章:失われた髪飾り
能力・特技
なんでも爆発させる能力
シェーマスの代表的な能力といえば「なんでも爆発させる」というものがある。
ちなみに、これは映画オリジナルの設定である。
原作ではそのような特技はなく、映画のようにホグワーツの一部を爆破する、というような活躍はなく、またマクゴナガル先生から「爆発といったらフィネガン」のような不名誉な認識もされていない。(ただ、個人的には好きな映画オリジナルの設定である。)
闇の魔術に対する防衛術
シェーマスは闇の魔術に対する高い防衛力を備えている。その一端が伺えるのが、彼の「守護霊の呪文」だ。原作では実体のあるパトローナスを出現させ、ハリーをディメンターから守っている。
ちなみに、彼のパトローナスは狐(キツネ)である。