プロフィール
アーサー・ウィーズリーは、ハリポタシリーズに登場する純血氏族「ウィーズリー家」の長である。六男一女を育てる大家族の大黒柱で、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から登場する。
フルネーム | アーサー・ウィーズリー |
生年月日 | 1950年2月6日 |
所属寮 | グリフィンドール |
杖 | 不明(持ち手に螺旋状の飾りがある) |
出自 | 純血(聖28一族ウィーズリー家) |
性格
アーサー・ウィーズリーは温厚で人当たりの良い性格である。
愛情深い父親、良き同僚、頼れる大人といった雰囲気の魔法使いである。
面倒見の良い父親
アーサーは六男一女を育てる大家族の長として、非常に面倒見の良い父親だと言える。子供たちを優しく見守りながら、時々に応じて適切な助言を与え、自由にのびのびと子ども達を育てている。ただ優しいばかりではなく、子どもが間違いを犯した際は叱るなど、大人・父親として尊敬できる人格であると言える。
マグル大好き
アーサーはマグル好きの魔法使いである。
マグルの文化、生活、物品などに興味があり、マグル製品のコレクションも多い。
アーサーのマグル贔屓は有名で、そのせいもあってか物語では「マグル製品不正使用取締局」で働き、その知識を存分に活かしていた。
一方、マグルへの関心・知識は「一般の魔法使いより多少マシ」と言ったレベルである。実際、アーサーは電話の使い方、切手の仕組み、電気が分からない、マッチを使うと大興奮する、といった珍妙なエピソードが多々ある。
外見
アーサー・ウィーズリーの外見は、少し禿げた赤毛、色白、メガネといった特徴が挙げられる。
主な活躍
ハリーポッターの保護者
アーサーはハリー・ポッターの「保護者」として役割を担っていた。と言っても正式な保護者ではなく、あくまでもハリーがウィーズリー家に泊まりに来たり、行動を共にするときに一時的な保護者となる。
以外にもこの事実はアーサーの信頼度を表す良い例である。
というのも、ハリー・ポッターは魔法界では重要人物だ。ハリーの安全にはダンブルドアや魔法省が陰ながら安全対策を講じている。
そんな中、ハリーを安心・安全に任せられるとしてウィーズリー家が選ばれている。そう考えると、アーサーが魔法界からどれほど信頼されているかがよく分かる。(もちろん、アーサーだけでなく、モリー・ウィーズリーの功績も大きい。)
不死鳥の騎士団
アーサーは不死鳥の騎士団のメンバーである。
ヴォルデモートが長い潜伏期間から復活した後、ダンブルドアの呼びかけにより騎士団に加入した。
騎士団のメンバーとして、魔法省での秘密工作や調査、ハリーの護衛などが主な任務であった。
交友関係
魔法省での人脈
アーサーは魔法界で幅広い人脈を持っている。
『炎のゴブレット』では関係者からコネを使って「クィディッチ・ワールドカップ」のチケットを手に入れたり、知り合いに依頼して特別にマグルのダーズリー家を「煙突飛行ネットワーク」に接続するなど、何かと融通を利かせている。
恐らくアーサーの人柄が、このようなことを可能にしているのだと思われる。
能力・特技
闇魔術に対する防衛術
アーサーは高い闇の魔術に対する防衛術の技能と知識を備えている。『ハリー・ポッターと死の秘宝』のホグワーツの戦いでは、その技術を活かして戦闘に参加し、ヴォルデモート陣営の壊滅に貢献している。
また実体のあるパトローナスを出現させることも可能である。パトローナスを使った伝言も習得しており、仲間にメッセージを送ることもある。ちなみにアーサーのパトローナスは「イタチ」である。
実験的な魔法
アーサーは「実験的な魔法」に長けている。
代表的な例は「空飛ぶ車」だ。中古で購入した自動車に魔法をかけ「空を飛ぶ」「透明になる」「車内を拡張する」といった魔法を施した。結果は上出来であり、ハリーをダーズリー家から救出したり、ホグワーツまでの長い距離を飛行するなど、高い性能を誇っていた。
ホグワーツに到着した後、自我を持ったかのように動き出してしまったが、それ以前は故障もなく、魔法によってよく制御されていた言える。
またシリウスが作製した「空飛ぶバイク」にも追加で魔法を施した。追加機能は「火炎を噴射」「レンガの防壁を生成」「後方に網を発射する」といった防衛機能である。
ハリーをダーズリー家から護衛する際、デスイーター達の追跡を逃れるのに役立った。