基本プロフィール
ロミルダ・ベインは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』から登場したグリフィンドールの女生徒の一人である。恐らく、ジニー・ウィーズリーやルーナ・ラブグッドと同学年。
フルネーム | ロミルダ・ベイン |
生年月日 | 1981年9月1日~1982年8月31日の間 |
所属寮 | グリフィンドール |
杖 | 不明 |
出自 | 純血、もしくは半純血 |
性格
ロミルダ・ベインは完全な脇役であり、映画でも原作でも後述の「惚れ薬事件」以外に出番がないため、詳しくは分かっていない。
初登場は「嫌な女性」
ロミルダの初登場は原作の『謎のプリンス』であるが、第一印象は最悪だった。
というのも、ハリーの眼前でハリーの友達であるルーナとネビルを嘲笑したからである。
これに対し、ハリーは強い不快感を示していた。
そして、大きな黒い目に長い黒髪の、えらが張った大胆そうな顔立ちの女の子が、ドアを開けて入ってきた。
「こんにちは、ハリー。わたし、ロミルダ。ロミルダ・ベインよ」 女の子が大きな声で自信たっぷりに言った。
「わたしたちのコンパートメントに来ない? この人たち(ルーナとネビル)と一緒にいる必要はないわ」
(中略)
「この人たちは僕の友達だ」ハリーは冷たく言った。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第7章:ナメクジ・クラブ
ある意味行動力のある女性?
ロミルダの性格に関する描写は少ないが、恋愛に対して非常に行動的なことが分かる。「選ばれし者」として一躍注目を集めたハリーに「惚れ薬を盛る」という行動を起したのは、ロミルダだけである。(もちろん、ハーマイオニーの情報では多くの女生徒が計画を考えていたそうだが…)
「あら、ハリー!」肖像画の穴から出てきたとたん、ロミルダ・ベインが言った。
「ギリーウォーターはいかが?」 ハーマイオニーがハリーを振り返って、「ほぅらね!」という目つきをした。
「いらない」ハリーが急いで言った。「あんまり好きじゃないんだ」
「じゃ、とにかくこっちを受け取って」 ロミルダがハリーの手に箱を押しつけた。
「大鍋チョコレート、ファイア・ウィスキー入りなの。お祖母さんが送ってくれたんだけど、わたし好きじゃないから」
「ああ――そう――ありがとう」 ほかに何とも言いようがなくて、ハリーはそう言った。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第15章:破れぬ誓い
ロミルダがハリーに押し付けた「大鍋チョコレート」には惚れ薬が仕込まれており、それを誤って食べたロンが「ロミルダを好きになる」という事件のきっかけとなった。
推察ではあるが、「ギリ―ウォーター」という飲み物にも惚れ薬が仕込まれていたと思われる。
主な活躍
毒入り蜂蜜酒がダンブルドアに渡るのを阻止
間接的ではあるが、ロミルダ・ベインは致死性の毒が入った蜂蜜酒がダンブルドアの手に渡るのを防いだ。
ロミルダが惚れ薬を仕込んだ「大鍋チョコレート」をハリーに渡し、それを 食い意地を張ったロンが食べたことでスラグホーンの部屋に担ぎ込まれた。惚れ薬の解毒後、「失恋」したロンへの気付け薬代わりに、プレゼント用の蜂蜜酒を開けた。その結果、酒に仕込まれた毒に気が付き、ダンブルドアに毒入り酒が渡るのを防いだ。とんでもない因果である。
ホグワーツの戦いに参加
ロミルダは映画版の「ハリー・ポッターと死の秘宝」でホグワーツの戦いに参加し、ヴォルデモート陣営と戦った魔法使いの一人である。原作では描写がないため、不明である。