ここではハリーポッターシリーズに登場するデスイーターについて解説しています。
デスイーターとは何者?
デスイーターとはヴォルデモート卿の信奉者の呼び名である。
原作では Death Eater/死喰い人 と表記されている。
デスイーターはヴォルデモート卿に選ばれた人物であり、ヴォルデモート卿の目的を遂行するためスパイや暗殺、拷問や略奪行為を行うことで知られている。ヴォルデモート卿の側近としての立場を誇示し、忠誠を誓うことを何よりの誇りとしている。
一方、ヴォルデモート卿への態度は様々で、ベラトリックス・レストレンジやクラウチ・ジュニアのようにカリスマ性に陶酔している物や、ピーター・ペテュグリューのように恐怖心から従っている者まで様々である。
闇の印
デスイーターは左手首に「闇の印」と呼ばれる刻印が刻まれている。
髑髏にヘビが巻き付いた紋章であり、これがデスイーターかそうでないかを見分ける特徴の一つとなっている。
闇の印はヴォルデモートが生み出した魔法が施されている。ヴォルデモートがデスイーターの一人に刻まれた闇の印に触れると、他のデスイーター達は自身の闇の印を通してそれを感じ取り、ヴォルデモートのもとに現れる。また、デスイーターが自身の闇の印に触れると、ヴォルデモートがそれを感じ取ることができる。
闇の印はヴォルデモートの魔法によって作られた印であるため、術者のヴォルデモートと深い繋がりを持っていることも特徴の一つである。実際、ヴォルデモートが力を失っていた時、手首に刻まれた闇の印は薄くなっていた。一方、ハリーポッターと炎のゴブレットで、ヴォルデモートの力が強まっていた時期は、闇の印が焼き焦げるように濃くはっきりと手首に浮き出していた。
「見るがいい」スネイプが厳しい声で言った。
『ハリーポッターと炎のゴブレット』第36章:決別
「さあ、闇の印だ。一時間ほど前には、黒く焼き焦げて、もっとはっきりしていた。しかし、今でも見えるはずだ。死喰い人はみなこの印を闇の帝王によって焼き付けられている。」
闇の印のもうひとつの用途
デスイーターは、闇の印を殺人現場に残すことがある。
「モースモードル」という呪文によって生成され、殺人現場の上空に不気味に漂う。
この印が上空にあると、そこでデスイーターによる殺人が行われたことを意味するため、ヴォルデモート卿が勢力を強めていた時代に、一般の魔法使いはこの印を非常に恐れた。
「それがどんなに恐怖を搔き立てたか……若いお前たちには、あのころのことはわかるまい。想像してごらん。帰宅して、自分の家の上に『闇の印』が浮かんでいるのを見つけたら、家の中で何が起きているのかわかる……」
『ハリーポッターと炎のゴブレット』第9章:闇の印
(ウィーズリー)おじさんはブルッと身震いした。